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釧路で肺炎球菌ワクチンを受ける方へ│令和8年度の費用と対象を確認

「肺炎球菌ワクチンを釧路で受けたいけれど、自分は対象になるのか、費用はいくらか、どこで打てるのか」。

65歳を迎える前後で、こうした疑問を持つ方は少なくありません。釧路市の制度は年度ごとに見直され、2024年度には対象が変わり、2026年度には対象のワクチンも切り替わりました。

この記事では、令和8年度の釧路市の対象・自己負担・実施医療機関・申込方法を、市の公式情報をもとに整理します。

この記事でわかること
  • 釧路市の高齢者肺炎球菌ワクチンの対象になる人の条件
  • 令和8年度の自己負担額5,200円と助成・免除のしくみ
  • 釧路市の実施医療機関と申込方法・接種券の有効期間
  • 2026年度から変わった使用ワクチンと再接種の考え方
目次

【早見表】釧路市の高齢者肺炎球菌ワクチン(令和8年度)の要点

はじめに、釧路市の高齢者肺炎球菌ワクチン(定期接種)の要点を一覧にまとめます。釧路市にお住まいで、今年度65歳になり、これまで一度も肺炎球菌ワクチンを受けていない方が公費の対象です。自己負担は5,200円で、受けられるのは生涯に1回です。

下の表は令和8年度(2026年度)・釧路市公式の情報をもとにした目安です。金額・対象・使用ワクチン・実施医療機関は年度ごとに見直されるため、受ける前に必ず釧路市の最新案内でご確認ください。

項目釧路市の高齢者肺炎球菌定期接種(令和8年度)
対象釧路市に住民票があり、過去に肺炎球菌ワクチン未接種で、(1)接種日に65歳の方/(2)60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器の機能障害またはHIVによる免疫機能障害がある方(身体障害者手帳1級)
自己負担額5,200円(公費負担は生涯1回・初めて受ける場合のみ。生活保護受給世帯は全額免除)
接種券の有効期間65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日まで
当日の持ち物接種券(黄色)・予診票(紫色)・マイナンバーカード(保険証利用登録済)または資格確認書のいずれか1点
申込・実施場所釧路市の実施医療機関へ直接申込(市公式の実施医療機関一覧で確認。釧路町エリアの医療機関も含む)
使用ワクチン2026年度からプレベナー20(PCV20)に切替(〜2025年度はニューモバックスNP)。原則1回接種
問合せ釧路市こども保健部 健康推進課 健康づくり係(電話 0154-31-4524)

ここから、それぞれの項目をくわしく見ていきます。とくに迷いやすい「自分は対象か」「いくらかかるか」「どこで打てるか」を順番に整理します。

あなたは対象になる?65歳・60〜64歳の基礎疾患・過去未接種の条件

まず結論です。釧路市の令和8年度の対象は、釧路市に住民票があり、過去に一度も肺炎球菌ワクチンを受けていない方で、次のいずれかにあてはまる方です。公費で受けられるのは生涯に1回だけという点が大切です。

  • 接種日の時点で65歳の方
  • 接種日の時点で60歳以上65歳未満で、心臓・腎臓・呼吸器の機能障害、またはHIVによる免疫機能障害があり、身体障害者手帳1級をお持ちの方

65歳の方(最も多い対象)

いちばん多いのが、今年度65歳になる方です。対象になると、釧路市から接種券(黄色)と予診票(紫色)が事前に郵送されます。「65歳になったら肺炎球菌ワクチンを」と案内されるのはこのためです。

受けられる期間には区切りがあります。詳しくは後述しますが、65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日までが公費で受けられる期間です。届いた書類はなくさず保管しておきましょう。

60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器・HIVの障害がある方

65歳より前でも、心臓・腎臓・呼吸器の機能障害、またはHIVによる免疫機能障害があり、身体障害者手帳1級をお持ちの方は60〜64歳でも対象になります。重い持病のある方が対象に含まれている、と考えるとわかりやすいです。

ご自身が要件にあてはまるかどうかの判断は、手帳の等級や障害の内容によって変わります。自己判断せず、釧路市健康推進課(0154-31-4524)またはかかりつけの医療機関にご確認ください。

過去に1回でも打った人は対象外になる点

見落とされやすいのが、公費・自費を問わず、過去に高齢者用の肺炎球菌ワクチンを一度でも受けたことがある方は対象外という点です。公費で受けられるのは「初めて受ける1回」に限られます。

「以前に打ったかどうか自信がない」という声は、現場でもよくいただきます。母子手帳のように記録が残っていないことも多いものです。記憶があいまいなときは、自己判断で重ねて受けず、接種歴の確認方法も含めてかかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。

費用はいくら?自己負担5,200円と助成・免除のしくみ

費用は多くの方が気にされるところです。令和8年度の釧路市では、定期接種の自己負担額は5,200円です。差額は公費で負担される形になります。ただし、この公費の機会は初めて受ける1回だけです。

自己負担額は5,200円(令和8年度・公費は生涯1回)

令和8年度の自己負担額は5,200円です。対象の方が実施医療機関で接種を受けるとき、窓口でこの金額を支払います。なお、自己負担額は年度ごとに見直される可能性があるため、あくまで令和8年度時点の金額として、最新は釧路市公式でご確認ください。

生活保護受給世帯は全額免除(持ち物に注意)

生活保護を受給している世帯の方は、自己負担額が全額免除になります。その場合は「生活保護受給証明書」を事前に用意し、接種当日に医療機関へ持参してください。

証明書の申請先は、釧路市の社会援護課または各行政センターの保健福祉課です。当日に証明書がないと免除の手続きができないことがあるため、早めに準備しておくと安心です。

66歳以上・打ちそびれた人は全額自費(10,000〜11,000円程度)

ここが、いちばん誤解の多いところです。公費(5,200円)で受けられるのは65歳のときの1回だけで、接種券が送られてくるのもこのときだけです。66歳以上になってから受けたい場合は、原則として全額自己負担になります。

釧路市の案内では、全額自己負担の場合の接種料金は10,000〜11,000円程度が目安とされています。金額は医療機関によって差があるため、受ける前に接種先へご確認ください。

「来年でいいか」と思っているうちに65歳の有効期間が過ぎてしまうと、同じ接種でも負担が大きく変わります。対象の通知が届いたら、期限内に受けるかどうかを早めに決めるのがおすすめです。

どこで打てる?釧路市の実施医療機関(地区別・釧路町エリア含む)

釧路市は、令和8年度(2026年度)の実施医療機関の一覧を市公式ページで公開しています。市内の各地区に多くの医療機関が参加しており、釧路町エリアのクリニックも、釧路市の制度の実施医療機関に含まれています。申込は各医療機関へ直接行います。

下に令和8年度時点の実施医療機関を地区別に整理します。医療機関は毎年更新されるため、受ける前に必ず釧路市「高齢者肺炎球菌の予防接種」の公式ページで最新一覧をご確認ください。

みなみ病院でも肺炎球菌ワクチンの定期接種を行っております。ご予約は以下よりお願い致します。

医療法人 太平洋記念みなみ病院

平 日08:45~12:00 / 13:30~17:00
電 話予約・お問い合せ
0120-46-3162
休診日土曜日・日曜日・祝日・年末年始

申込方法・接種券の有効期間・当日の持ち物

手続きの流れもおさえておきましょう。対象の方には、釧路市から接種券(黄色)と予診票(紫色)が事前に届きます。申込は実施医療機関へ直接行い、予約の要否や受付時間は事前に確認しておくとスムーズです。

公費で受けられる有効期間は、65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日までです。1年間あるとはいえ、忘れているうちに過ぎてしまうことも多いので、届いたら早めに予定を決めておくと安心です。

当日の持ち物は次のとおりです。忘れると公費で受けられないことがあるため、出かける前に確認してください。

  • 高齢者肺炎球菌予防接種券(黄色)
  • 予診票(紫色)
  • マイナンバーカード(保険証利用の登録済み)または資格確認書のいずれか1点
  • (生活保護受給世帯の方)生活保護受給証明書

接種後に発熱やだるさなどの体調の変化があったときは、放置せず、早めにかかりつけの医療機関に相談してください。気になる症状があるときも同様です。

2026年度から対象ワクチンは「ニューモバックス」から「プレベナー20」へ

使うワクチンにも、知っておきたい変化があります。

2026年度(令和8年度)から、定期接種に使うワクチンが、従来のニューモバックスNP(PPSV23)に替わってプレベナー20(PCV20)になりました。対象は65歳の方などで、原則1回の接種で完了します。

プレベナー20は「結合型」と呼ばれるタイプのワクチンです。従来の多糖体型(ニューモバックスNP)とくらべて、免疫の記憶を誘導しやすいとされています。どちらも肺炎球菌による感染症の予防と重症化の抑制が期待されるワクチンです。

高齢者向けに名前を聞くことのある主なワクチンを、ざっくり整理すると次のとおりです。種類ごとの細かな違いや、どれを選ぶかは医療機関での相談がたしかです。

名称タイプ位置づけ(高齢者)
ニューモバックスNP23価・多糖体型(PPSV23)〜2025年度の定期接種ワクチン
プレベナー2020価・結合型(PCV20)2026年度からの定期接種ワクチン
バクニュバンス15価・結合型(PCV15)結合型ワクチンの一つ
キャップバックス21価・結合型(PCV21)成人向け・任意接種

このうちキャップバックス(PCV21)は成人向けの任意接種のワクチンです。プレベナー20との細かな違いや、どちらが自分に向くかといった比較は、この記事の範囲を超えるため別の機会にくわしく扱います。気になる方は接種を受ける医療機関でご相談ください。

釧路市が令和8年度に使用する具体的な製剤は、国の定期接種ワクチンの変更にもとづくものです。受ける際の使用ワクチンは、実施医療機関や釧路市公式でご確認ください。

国の制度はこう変わった(2024年度から「65歳のみ」・経過措置の終了)

「以前は70歳や75歳でも打てたのでは?」と感じた方もいるかもしれません。これは制度が変わったためです。高齢者の肺炎球菌ワクチンは平成26年度から定期接種になり、当初は経過措置として65歳から5歳きざみ(70歳・75歳・80歳…)の方も対象でした。

この経過措置は令和5年度で終わり、令和6年度(2024年度)以降は、原則として「65歳の方のみ」(加えて先に説明した60〜64歳の基礎疾患のある方)が対象になりました。釧路市の制度も、この国の方針(厚生労働省「高齢者の肺炎球菌ワクチン」)にそって運用されています。

つまり、いまは「65歳になった年」が公費で受けられる基本のタイミングです。だからこそ、対象の通知が届いたら期限内に検討することが大切になります。

再接種・すでに打った人・打ちそびれた人はどうする?

「5年ごとに打ち直すと聞いた」という方も多いのですが、ここは考え方が新しくなっています。従来はニューモバックスNP(PPSV23)について「5年以上あけて再接種できる」とされてきました。

しかし、近年の専門学会の考え方では、PPSV23の接種後の再接種は、原則として選択肢としないとされるようになりました。一方で、結合型ワクチン(PCV20など)については、接種から一定期間後の追加が考えられるという見方も示されています。

これらは学会の「考え方」であり、再接種が必要かどうか、いつ受けるかといった個別の判断は、これまでの接種歴や体の状態によって変わります。すでに打った方、打ちそびれた方も同様に、まずは接種歴を整理して医師に相談しましょう。

小児の肺炎球菌ワクチンについて

「肺炎球菌ワクチン」で調べていて、お子さんの予防接種を探している保護者の方もいると思います。小児の肺炎球菌ワクチン(プレベナー)は定期接種で、高齢者向けとは対象もスケジュールも異なります。

標準的なスケジュールは、生後2か月から開始し、初回3回に加えて生後12か月以降に追加1回の合計4回です。開始が遅れた場合は回数が変わります。なお小児用も2024年10月からプレベナー20が定期接種の対象になっています。

お子さんの接種は月齢で進め方が決まるため、釧路市の予防接種の案内やかかりつけの小児科で、個別のスケジュールを確認してください。

なぜ高齢者に肺炎球菌ワクチンが大切なのか

最後に、なぜ高齢者でこのワクチンがすすめられるのかを簡単に。日常でかかる肺炎の原因として肺炎球菌は最も多いと考えられており、肺炎で亡くなる方の多くが65歳以上です。年齢が上がるほど、肺炎は重くなりやすい傾向があります。

肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぐ効果が期待できるワクチンです。ただし、すべての肺炎を防げるわけではなく、有効率は100%ではありません。手洗いや口の中を清潔に保つといった日々の対策とあわせて考えるものです。

「自分は受けたほうがよいか」を判断する材料として、年齢・持病・これまでの接種歴があります。迷うときは、かかりつけの医師・薬剤師に相談してみてください。

よくある質問

釧路市で肺炎球菌ワクチンを2回目も公費で受けられますか?

公費で受けられるのは初めての1回だけで、生涯に1回です。過去に公費・自費を問わず受けた方は対象外となり、2回目は全額自己負担になります。再接種の要否は医師にご相談ください。

釧路町に住んでいますが、釧路市の制度で受けられますか?

受けられるのは住民票のある自治体の制度です。釧路町と釧路市は別の自治体で、金額や対象が異なることがあります。釧路町にお住まいの方は釧路町の公式情報をご確認ください。

接種に予約は必要ですか?

申込は実施医療機関へ直接行います。予約の要否や受付時間は医療機関ごとに異なるため、受ける前に電話などで確認しておくと安心です。

過去に打ったか覚えていません。どうすればいいですか?

記憶があいまいなときは自己判断で重ねて受けず、接種歴の確認方法も含めてかかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。

インフルエンザなど他のワクチンと同時に受けられますか?

同時接種ができるかは、体の状態やワクチンの種類によって異なり、医師の判断によります。希望する場合は、接種を受ける医療機関であらかじめご相談ください。

まとめ:釧路の肺炎球菌ワクチンは「対象・期限・実施医療機関」を早めに確認

釧路市の高齢者肺炎球菌ワクチンは、地域の制度を正しく知っておけば迷わず受けられます。最後に要点を整理します。

釧路の肺炎球菌ワクチン・押さえどころ
  • 対象は釧路市民で65歳・過去未接種の方(60〜64歳の重い持病がある方も一部対象)
  • 令和8年度の自己負担は5,200円・公費は生涯1回(生活保護世帯は全額免除)
  • 有効期間は65歳の誕生日前日から66歳の誕生日前日まで。66歳以上は全額自費(10,000〜11,000円程度の目安)
  • 実施医療機関は市公式の一覧で確認(釧路町エリアの医療機関も含む)。2026年度の使用ワクチンはプレベナー20

釧路市にお住まいで今年度65歳になる方は、これまで未接種なら自己負担5,200円で受けられる機会が1回あります。これは65歳のときだけの公費の機会です。

「いつかは受けたい」と思っている方ほど、有効期間が過ぎると全額自費になってしまう点に注意が必要です。とくに過去の接種歴があいまいな方や、60〜64歳で持病のある方は、対象かどうかの確認から始めるとよいでしょう。

まずは、届いた接種券の有効期間と、受けたい医療機関を確認してみてください。金額・対象・実施医療機関・使用ワクチンは年度で変わるため、最新は釧路市健康推進課(0154-31-4524)や市公式ページでご確認いただくのが確実です。

当院でも肺炎球菌ワクチンの取り扱いがあります。接種をご希望の方や、ご自身が対象になるかなど、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

医療法人 太平洋記念みなみ病院

平 日08:45~12:00 / 13:30~17:00
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0120-46-3162
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参考文献

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