当院は後発医薬品の使用を推進しています

釧路で帯状疱疹ワクチンを受ける方へ|令和8年度費用・対象・2種類の比較

帯状疱疹は50歳を超えると発症リスクが高まり、長引く神経痛(帯状疱疹後神経痛)を残すこともある感染症です。「釧路でワクチンを受けられるか」「費用はどのくらいかかるのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

このページでは、釧路市・釧路町の帯状疱疹ワクチン定期接種について、対象年齢・自己負担額・接種のながれを、厚生労働省および市町村の公式情報をもとにまとめています。ワクチンを受けるかどうかを検討する際の参考にしてください。

この記事でわかること
  • 令和8年度の定期接種の対象年齢と釧路市・釧路町の自己負担額
  • 生ワクチンとシングリックスの効果・副反応の違い
  • 接種の手続き・ながれと減額制度の使い方
  • 副反応の目安と接種を受けられない場合の条件
目次

【早わかり】釧路市・釧路町の帯状疱疹ワクチン定期接種 令和8年度

令和7年(2025年)4月から、帯状疱疹ワクチンが予防接種法に基づく定期接種(B類)に追加されました。釧路市・釧路町に住民票がある対象者は、自己負担額を支払うだけで接種を受けられます。

下表に、令和8年度(2026年度)の主な情報をまとめました。自己負担額・接種期間は毎年度変わる場合があります。接種前に各自治体の最新公式情報をご確認ください。

項目釧路市釧路町(釧路郡)
主な対象年齢65・70・75・80・85・90・95・100歳(令和8年度内に迎える方)釧路市と同じ
自己負担額
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」
3,820円(1回)3,820円(1回)
自己負担額
シングリックス筋注用
10,900円×2回(計21,800円)10,900円×2回(計21,800円)
接種期間令和8年4月1日〜令和9年3月31日目安は同期間。公式ページで要確認
問い合わせ健康推進課
☎ 0154-31-4524
けんこう応援課
☎ 0154-40-5214

記載の自己負担額・接種期間は令和8年度時点の情報です。毎年度変更される場合があります。接種前に釧路市釧路町の最新公式情報をご確認ください。

あなたは今年度の対象?生年月日 早見表

定期接種の対象は、令和8年度内(令和8年4月1日〜令和9年3月31日)に特定の年齢を迎える方です。下の早見表で、今年度の対象かどうかを確認できます。

釧路市の対象者(令和8年度)

釧路市に住民票があり、過去に帯状疱疹予防接種を受けたことがない方が対象です。

年齢令和8年度対象の生年月日
65歳昭和36(1961)年4月2日〜昭和37(1962)年4月1日
70歳昭和31(1956)年4月2日〜昭和32(1957)年4月1日
75歳昭和26(1951)年4月2日〜昭和27(1952)年4月1日
80歳昭和21(1946)年4月2日〜昭和22(1947)年4月1日
85歳昭和16(1941)年4月2日〜昭和17(1942)年4月1日
90歳昭和11(1936)年4月2日〜昭和12(1937)年4月1日
95歳昭和6(1931)年4月2日〜昭和7(1932)年4月1日
100歳大正15(1926)年4月2日〜昭和2(1927)年4月1日

上記に加え、60〜64歳でHIVによる免疫機能障害があり身体障害者手帳1級を持つ方(または同程度の方)も対象です。詳細は健康推進課(0154-31-4524)へお問い合わせください。

釧路町の対象者(令和8年度)

釧路郡釧路町は釧路市とは別の自治体ですが、対象年齢・生年月日は釧路市と同じです。対象者へは4月末〜5月初めごろに接種券・予診票が郵送されます。

詳細の条件・手続きは釧路町の公式ページまたはけんこう応援課(0154-40-5214)でご確認ください。

経過措置とは?今年度対象でない場合はいつ対象になる?

定期接種は令和7年度(2025年度)に始まったばかりのため、令和7〜11年度の5年間は経過措置として65歳以外の5歳刻みの年齢(70・75・80・85・90・95・100歳)も順次対象に加わっています。

令和12年度(2030年度)以降は経過措置が終了し、65歳(および条件に該当する60〜64歳)だけが対象となる予定です。

例として、令和8年度に69歳の方は令和9年度に、令和8年度に77歳の方は令和11年度に対象となる見通しです(釧路町公式ページの案内より)。ご自身がいつ対象になるかは、お住まいの自治体にお問い合わせください。

費用はいくら?釧路市・釧路町の自己負担額と減額制度

自己負担額はワクチンの種類によって異なります。また、釧路市と釧路町では減額・免除の制度に違いがあります。

釧路市の自己負担額

ワクチン接種回数自己負担額
生ワクチン1回3,820円
シングリックス2回10,900円×2回(計21,800円)

生活保護受給世帯の方は全額免除です。接種時に「生活保護受給証明書」を医療機関に提示してください。

釧路町の自己負担額と減額・免除制度

ワクチン接種回数自己負担額
生ワクチン1回3,820円
シングリックス(GSK)2回10,900円×2回(計21,800円)

釧路町には収入に応じた減額・免除制度があります。

  • 生活保護法による被保護世帯:自己負担額 無料
  • 住民税非課税世帯(世帯員全員が非課税):自己負担額 半額

減額・免除を受けるには、接種の2週間前までに「自己負担額減免申請書」を窓口(あいぱーる・各支所・役場本庁)へ提出する必要があります。申請には個人番号が確認できる書類と本人確認書類が必要です。

釧路町の減額制度を利用する場合は、接種の2週間前までに申請が必要です。接種後の申請はできませんのでご注意ください。

どこで受けられる?実施医療機関の探し方と予約

定期接種は地域の実施医療機関(内科・皮膚科・かかりつけ医など)で受けられます。釧路市・釧路町とも、実施医療機関の一覧は各自治体の公式情報に掲載されています。

釧路市の実施医療機関一覧は「お知らせチラシ(PDF)」に記載されており、釧路市公式ページからダウンロードできます。釧路町の実施医療機関一覧は、令和8年度版PDFが町の公式ページで公開されています。

医療機関によって取り扱うワクチンの種類(生ワクチン・シングリックス)が異なる場合があります。希望するワクチンを受けられるかどうか、予約前に医療機関へ電話でご確認ください。

接種は予約制の医療機関が多いため、一覧でかかりつけ医や近くの医療機関を確認し、電話で予約してください。

みなみ病院でも帯状疱疹ワクチンの定期接種を行っております。ご予約は以下よりお願い致します。

医療法人 太平洋記念みなみ病院

平 日08:45~12:00 / 13:30~17:00
電 話予約・お問い合せ
0120-46-3162
休診日土曜日・日曜日・祝日・年末年始

生ワクチン(ビケン)とシングリックス、どちらを選ぶ?

定期接種では、生ワクチン(ビケン)と組換えワクチン(シングリックス)の2種類からどちらか1種類を選んで接種します。接種回数・効果・副反応・費用がそれぞれ異なります。

効果・持続期間を比べると

厚生労働省がまとめた各ワクチンの発症予防効果(添付文書データより)は以下のとおりです。数値はいずれも目安であり、個人差があります。

比較項目生ワクチン(ビケン)シングリックス
接種回数・方法1回(皮下注射)2回(筋肉内注射)
2か月以上の間隔
発症予防(接種1年後)約6割程度約9割以上
発症予防(接種5年後)約4割程度約9割程度
発症予防(接種10年後)データなし約7割程度
PHN(帯状疱疹後神経痛)予防
接種3年後
約6割程度約9割以上
釧路の自己負担額3,820円(1回)10,900円×2回
(計21,800円)

効果・持続期間はシングリックスが高い傾向にあります。生ワクチンは1回の接種で済み、自己負担額が少なくなります。

副反応・接種できない方の違い

どちらのワクチンにも副反応が現れることがあります。厚生労働省の情報をもとに主な副反応を示します。

生ワクチン(ビケン)の主な副反応:接種部位の発赤(30%以上)、そう痒感・熱感・腫脹・疼痛・硬結(10%以上)など。まれにアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎など。

シングリックスの主な副反応:接種部位の疼痛(70%以上)、発赤・筋肉痛・疲労感(30%以上)、頭痛・腫脹・悪寒・発熱・胃腸症状(10%以上)など。まれにショック、アナフィラキシー、ギラン・バレー症候群など。

接種できない方の条件にも違いがあります。

  • 生ワクチン:免疫が低下している方は接種できません(免疫抑制薬使用中・血液のがん・HIV感染症など)
  • シングリックス:免疫の状態に関わらず接種できます(血小板減少症・凝固障害・抗凝固療法中の方は事前に医師へ相談)
  • 共通:成分でアナフィラキシーの既往がある方、発熱中・重篤な急性疾患の方は接種できません

釧路の実費で比較すると

令和8年度の釧路市・釧路町の自己負担額で比較すると、生ワクチンは1回3,820円、シングリックスは2回で計21,800円の違いがあります。

定期接種の対象外となる場合に自費で受ける際の費用は医療機関ごとに異なります。目安として、生ワクチンは1回8,000〜10,000円前後、シングリックスは1回2万〜2.5万円前後とされています(医療機関・時期によって変わります)。

最終的な選択は医師と相談を

どちらのワクチンが適しているかは、免疫の状態・持病・服薬中の薬・費用の希望などによって変わります。厚生労働省も、ワクチンの選択は医師との相談のうえで決めるよう案内しています。接種前にかかりつけ医や実施医療機関にご相談ください。

【要注意】シングリックス2回目の接種期限

シングリックスは2か月以上の間隔をあけて2回接種します。定期接種として2回とも公費負担(一部自己負担)で受けるには、接種期間(令和9年3月31日)内に2回目も終える必要があります。

釧路市では、1回目と2回目の間に通常2か月の間隔が必要なため、令和9年1月末までに1回目を受けないと、2回目が令和9年3月31日までに間に合わない場合があります。2回目が年度内に完了できなかった場合、2回目は定期接種の対象外となり全額自己負担になります。

シングリックスを選ぶ場合は、早めに1回目の予約を入れることをお勧めします。なお、医師が必要と判断した場合には1か月以上の間隔に短縮できることがあります(詳細は接種医療機関にご確認ください)。

持ち物と接種の流れ・接種券が届かないときは

釧路市での接種時に必要な持ち物は以下のとおりです。

  • 帯状疱疹予防接種券(桃色):切り離さずそのまま持参
  • 予診票(オレンジ色):事前に記入して持参
  • マイナ保険証または資格確認書:いずれか1点
  • 生活保護受給証明書(生活保護受給世帯の方のみ)

釧路町の持ち物は、接種券と一緒に郵送される案内または町の公式ページでご確認ください。

接種券が届かない・紛失した場合は、お住まいの自治体の窓口へご連絡ください。釧路市は健康推進課(0154-31-4524)、釧路町はけんこう応援課(0154-40-5214)が窓口です。

そもそも帯状疱疹とはどんな病気か

帯状疱疹は、幼少期の水ぼうそう(水痘)で体内に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが、加齢や疲労などで免疫が低下したときに再活性化することで起こります。体の左右どちらかに帯状に、痛みを伴う水疱が現れるのが特徴です。

国立感染症研究所(現・国立健康危機管理研究機構)の調査(宮崎スタディ)によると、日本では年間約60万人が発症し、80歳までに約3人に1人が経験すると推定されています。発症は70歳代が最も多くみられます。

皮膚症状が回復した後も痛みが続く帯状疱疹後神経痛(PHN)は代表的な合併症です。日常生活に支障をきたすほどの痛みになることもあり、とくに高齢者では注意が必要とされています。

目・顔面(三叉神経の範囲)の帯状疱疹、体の広い範囲に及ぶ皮疹、強い痛みが続く場合は早急に医療機関を受診してください。帯状疱疹が疑われる症状が現れたときは、早期に受診することが大切です。

今年度対象でない方・任意接種を検討している方へ

定期接種の対象年齢に当てはまらない方や、過去に水痘・帯状疱疹にかかったことがある方からよくある疑問についてお答えします。

過去に水痘・帯状疱疹にかかったことがある方でも接種できる?

厚生労働省のQ&Aによると、過去に水痘や帯状疱疹にかかったことがある方でも、定期接種の対象となります(ワクチンの種類は問いません)。

ただし、過去に帯状疱疹ワクチンを接種したことがある方については、定期接種の対象となるかどうかを接種記録とともにお住まいの市町村に確認する必要があります。

定期接種の対象外世代が自費で受ける場合

50〜64歳など定期接種の対象外となる世代が任意接種として受ける場合、費用は全額自己負担です。費用は医療機関ごとに異なりますが、目安として生ワクチンは1回8,000〜10,000円前後、シングリックスは1回2万〜2.5万円前後とされています。

  • 生ワクチン:7,700円
  • シングリックス:22,000円

参考までに当院の接種料金です。費用・接種の可否は各医療機関にお問い合わせください。

なお、対象年齢になったが長期入院等のやむを得ない事情で接種できなかった方は、「長期療養特例」として接種可能日から1年以内であれば定期接種として受けられる場合があります。該当するかどうかはお住まいの市町村にご相談ください。

よくある質問

釧路市・釧路町で帯状疱疹ワクチンの自己負担額はいくらですか?

令和8年度の自己負担額は、生ワクチン(ビケン)が3,820円(1回)、シングリックスが1回10,900円(2回で計21,800円)です。釧路町では生活保護世帯は無料、住民税非課税世帯は半額の減額制度があります。

令和8年度の定期接種の対象は何歳の方ですか?

令和8年度内に65・70・75・80・85・90・95・100歳を迎える方(釧路市・町に住民票がある方)が対象です。60〜64歳でHIVによる免疫機能障害があり身体障害者手帳1級を持つ方も対象になります。

生ワクチンとシングリックスはどちらを選べばよいですか?

効果・持続期間はシングリックスが高い傾向にありますが、接種が2回必要で費用も高くなります。免疫が低下している方は生ワクチンを受けられないため、持病・服薬状況を踏まえて担当医にご相談ください。

帯状疱疹ワクチンの接種券が届かない場合はどうすればよいですか?

釧路市は健康推進課(☎0154-31-4524)、釧路町はけんこう応援課(☎0154-40-5214)へお問い合わせください。紛失の場合も同じ窓口で対応しています。

過去に帯状疱疹にかかりましたが、それでもワクチンを受けられますか?

厚生労働省によると、過去に水痘や帯状疱疹にかかったことがある方でも定期接種の対象となります。過去にワクチン接種済みの方は対象となるかどうかが異なるため、接種記録とともにお住まいの市町村にご確認ください。

釧路で受ける帯状疱疹ワクチンについてのまとめ

令和8年度(2026年度)の釧路市・釧路町における帯状疱疹ワクチン定期接種の要点をまとめました。

釧路の帯状疱疹ワクチン定期接種 要点まとめ
  • 対象は令和8年度内に65・70・75・80・85・90・95・100歳になる方(経過措置)ほか
  • 自己負担額:生ワクチン3,820円(1回)、シングリックス10,900円×2回(計21,800円)
  • 釧路町は生活保護世帯が無料・住民税非課税世帯が半額(接種2週間前までに申請要)
  • シングリックス2回目を年度内に完了するには令和9年1月末までに1回目が必要
  • 実施医療機関は各自治体の公式ページで確認し、取り扱うワクチン種類を電話確認のうえ予約を

釧路市・釧路町の帯状疱疹ワクチン定期接種の自己負担額は、生ワクチン3,820円、シングリックス2回で計21,800円です。接種期間はいずれも令和9年3月31日までです。

シングリックスを選ぶ場合は、2回目の接種期限に注意が必要です。令和9年1月末までに1回目を受けないと、2回目が年度内に完了できなくなる場合があります。

ワクチンの選択は、免疫の状態・持病・服薬中の薬によって適否が変わります。免疫が低下している方は生ワクチンを受けられないため、持病や服薬がある方は事前に医師に確認することが大切です。

接種の予約は、実施医療機関一覧を確認のうえ、かかりつけ医または希望の医療機関に直接お問い合わせください。

当院でも帯状疱疹ワクチンの取り扱いがあります。接種をご希望の方や、ご自身が対象になるかなど、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

医療法人 太平洋記念みなみ病院

平 日08:45~12:00 / 13:30~17:00
電 話予約・お問い合せ
0120-46-3162
休診日土曜日・日曜日・祝日・年末年始

参考文献

目次