当院は後発医薬品の使用を推進しています

放射線科

CXR-AID

「FUJIFILM」のAI技術を用いた胸部X線画像病変検出ソフトウェアを導入しました。
医師とソフトウェアのダブルチェック体制で、さらなる診断の質の向上と効率化を目指します

目次

概要

放射線科では、一般撮影装置2台、CT装置1台、超音波検査装置1台、骨密度測定装置1台、X線透視装置2台、ポータブル撮影装置1台で撮影業務を行っています。

業務の流れとしては、午前は人間ドックのお客様の検査(胸部撮影・腹部超音波検査・胃X線透視撮影)と外来の予約検査を行い、午後からは外来検査や職域健診、病棟のポータブル撮影などを行っています。

様々な装置を用い、最低限の被ばくで、外からは見ることのできない体の中の状態を画像にすることによって、診断・治療の手助けをすることが放射線技師の仕事です。

日々、技術と知識の向上に努め、患者様に対し、常に思いやりをもった接遇を心がけておりますので、検査についてわからないことや、不安に思ったことがありましたらぜひ、スタッフにお声掛け下さい。

CT共同利用のご案内

当院では地域医療支援の一環として、CT装置の共同利用を行っております。

採用しているCTは、64列マルチスライスCT「Supria Optica」(富士フイルムヘルスケア)で、スキャン時間も短く、被ばく低減ソフトウェアも導入されているため、患者様の負担の少ない検査を短時間で行う事が可能です。

CT共同利用の実際の流れや予約方法はこちらをご覧ください。

各検査装置のご紹介

一般撮影装置

一般撮影装置(島津製作所)

装置の角度を変えることで寝台を使った撮影もできます

一般撮影装置は、主に「レントゲン」と呼ばれていて、放射線を用いることで写真を撮影する装置です。

全身の骨や肺などの臓器を「影絵」のように撮影し、骨折や腫瘍などの異常がないかを検査します。

検査時には、下の写真のようにボタンや下着についた金具やライターやカギなどが写ってしまいますと、異常かどうかを判断する妨げになってしまいますので、これらを身に着けている患者様には撮影前に着替えをお願いしております。

当院では「コニカミノルタ」社のDR(Digital Radiography=デジタルラジオグラフィ)装置を使用しており、デジタルカメラのように写真を撮影してすぐに画像を確認できるため、画像処理による待ち時間や検査時間の短縮を実現しています。

また、少量のX線で撮影した画像も適切な濃度に調整してくれるソフトウェアを使用しておりますので、患者様には、被爆の影響が少ない安全な検査を受けていただくことができます。

異物が移りこんだ胸部写真

異物が移りこんだ胸部写真

レントゲンで写るもの

・上着やズボンのチャック、ボタン
・パーカーのひもの先端
・下着の金具、長さを調節する部品
・金属のネックレス、磁気ネックレス
・カイロ、湿布、エレキバンなどの張り薬
などなど

CT装置

64列マルチスライスCT 「Supria Optica」


CT:64列マルチスライスCT「Supria Optica」(富士フイルムヘルスケア)

CT( Computed Tomography = コンピュータ断層撮影)装置は、X線を用いて集めたデータを繋げて、輪切りの画像を作成する装置です。

一般写真よりも得られる情報が多く、数秒で撮影が終わりますので、広範囲の検査を短時間で行うことが可能です。

また、造影剤という薬品を使用することで、通常では見分けのつきにくい血管や、腫瘍などを明確に描出できるので、より精密な検査を行う事ができます。

※今飲んでいただいているお薬の飲み合わせ、持病の関係でお受けできないこともあります。詳しくは診察の際に医師(看護師)にご相談ください。

超音波検査装置

超音波診断装置 「Aplio a」

超音波診断装置 「Aplio a」 (キヤノンメディカルシステムズ)

超音波検査では、放射線を使わず音を使用して肝臓や腎臓などの臓器や血管の検査を行います。

放射線による被爆がなく、大型の装置も使用しないので短時間で検査することが可能です。

検査時間は見る範囲にもよりますが、およそ5~10分程度です。

また、検査前3時間は絶食をお願いしております。(午前中の検査の場合は朝食を控えて頂きます)

骨密度測定装置

骨密度測定装置

骨密度測定装置 (東洋メディック)

骨密度測定とは、放射線をあてることで、骨の中にカルシウムやミネラルがどれくらい含まれているかを測定し、骨の強さを判定する検査です。

検査自体は5分ほどでベッドで寝ていただいている間に腰椎と大腿骨の測定を行います。

骨密度が低下してしまうと骨粗鬆症という状態になり、少しの衝撃でも骨が折れやすくなってしまいます。

骨密度は加齢により低下しますが、特に女性の方は50歳台を超えたあたりで急激に低下する傾向がありますので、定期的に検査をして自分の骨の状態を知っておくことが重要です。

X線透視装置

X線透視装置 「FLEXAVISION」 (島津製作所)

バリウム検査の様子

X線透視装置は、当院では主に人間ドックのバリウム検査の際に使用しております。

PEG(胃ろう)の交換の際や、IVH(中心静脈カテーテル)挿入の際にも使用する事があります。

ポータブル撮影装置

ポータブル撮影装置 「IMC-125」

ポータブル撮影装置 「IMC-125」(キヤノンメディカルシステムズ)

移動が困難な患者さまの撮影は、ポータブル撮影装置を使用して現場に赴いて撮影します。

比較的小型な為、狭くなりがちな病棟のベッドサイドでもスムーズに対応することができます。

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